水虫・爪水虫は大人だけに限った感染症ではありませんから、子供も水虫・爪水虫になってしまう場合があります。子供が爪水虫を患う感染源になってしまうのは、主に家族から(家庭内感染)です。子供に限らず水虫の感染は家族内での感染が多いのですが、小さな子どもで水虫というのは本当にかわいそうですから、特に気を付けてあげるべきですね。高齢になればなるほど水虫の疾患率は高くなります。ですので、特におじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らしている家庭は、要注意ということになります。
日本の皮膚科での爪水虫の治療は、飲み薬を使うのが一般的です。他の病気で飲んでいる薬との関係などで飲むことができない、あるいは血液検査で肝臓に異常があって飲み薬が使えないなどのケース以外は内服療法で治療を行います。しかし子供の場合には安全性が確立されていませんから、飲み薬は使えません。
ただし、症状と治療の効果・安全性を考慮して使用するケースもあるようです。この場合、子供の体重に合わせて減量されます。大人でも副作用の危険性がある内服薬ですから、よっぽどのことがなければこのようなケースはないと思います。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、特に家庭内感染をおこさないよう注意した方がいいでしょう。