爪水虫の症状ですが、初期症状では爪の先端が白くにごったり、爪の中に白い筋ができたりするのが通常です。爪水虫の初期には、あまり爪の周りのかゆみや痛みなどを伴うことがありません。
初期症状では、ほとんどかゆみがないため、「爪がちょっと変だな」と思うくらいですから、爪に水虫ができること自体を認識していないか方であれば、そのまま放置してしまうことがあります。
爪水虫から始まることはほとんどなく、大抵の場合爪以外の部位に水虫の症状がでているはずです。ですので足であれば、足の水虫(足白癬)と爪の水虫(爪白癬)の両方を治療して完治しなくてはなりません。両方を完治させないと、水虫菌はどちらかにひそんでいるわけですから、一時的に水虫の症状が治まったとしても、必ず再発することになってしまいます。それに放っておく時間が長いほど治りにくくなってしまいます。
爪水虫の症状のほとんどは爪の先端からですが、その他に先端からではなく甘皮の部分から爪水虫になる場合(甘皮の近くから爪が白くなります)と、爪の表面から爪水虫になる場合(爪の表面に白い点ができます)があります。
爪の先端から・甘皮の部分から・爪の表面からといずれのパターンで爪水虫になっても、症状が進行すると爪全体が黄色がかった白に変色していきます。
また、爪の表面の下の部分である爪床の角質が厚くなり、爪の厚みにも変化がで始め爪がボロボロになってしまいますが、なかには爪が厚くならずに爪の変色のみが進行するケースもあります。
爪水虫も症状が進んでしまうと、爪も変形を起こし痛みを伴うようになってしまいますし、爪ももろくなってしまいますので、他のカビに感染したり汚れが入り込みますから、爪の色は褐色になります。